ドノバン珊瑚礁

石井俊雄
 
去る9月6日(火)、Bs103で「ドノバン珊瑚礁」というハリウッド映画をやっていた。
ジョン・フォードとジョン・ウエインのコンビで作った映画の最後の映画で、1963年(昭和38年)の作品だ。
内容は、さしたることもないラブコメディだから特に書くこともない。
だが、主演女優のエリザベス・アレン("Elizabeth Allen")が素敵だった。 私も、当時、この映画は見た記憶があるが、エリザベス・アレンは記憶にない。 でも、今回、改めて素敵な女優さんでだったことに気がついた。ほぼ完ぺきである。 私としたことが、見落としていたとはね、面目ない!
それから、もう一つ再発見したのはBGMで流れる"Pearly Shells"。邦題は「真珠貝の歌」だ。
この曲はネットで調べると、「ハワイのラジオ番組『ハワイ・コールズ(Hawaii Calls)』の元司会者ウェブリー・エドワーズ (Webley Edwards/1902-1977)が、オアフ島に伝わる古い歌「Popo O Ewa」に英語の歌詞をつけたとされている (Leon Poberと共作)」そうである。
日本では、日野てる子が歌ってたし、ビリーボーン楽団のが有名。 だが、これらより数段上行くのがBGMのそれである。 特にいいのは女声コーラス、この透き通るような女声コーラスが素晴らしい。 地上の楽園ならではの音ではないだろうか。 それに、ドラムオーケストラが効果的にコーラスを盛り上げている。 若しかしたら、低音の音を出すのはドラムではなく、コントラバスかも。 だがそんなのはどうでもいい、結果の音楽が素敵なら。
流石、ジョン・フォード、音楽が素晴らしい。 ネットにリンク張ったので、自分で感じてみて欲しい。
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画面中、エリザベス・アレンがジョン・ウエインを傘で思い切り殴るシーンがあるが、あれ、痛快だったよね。 それに、殴られた方、相当痛かったのではないだろうか。何しろ、腰が入っていたから。
強気で凛とした気品を漂わせる"Elizabeth Allen"(エリザベス・アレン)と"Pearly Shells"(真珠貝の歌)、この二つの見どころ、 どちらもとても素敵だと思ってもらえると確信しています。
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